ドッグレッグとブラインドホールの攻め方 —— 見えない目標をどう決めるか

先に結論:ドッグレッグではホール全長はほぼ使えません。要るのは「角までの距離」と「角からグリーンまでの距離」の二つで、ドライバーを持つかどうかは飛ばしたいかではなく角までの距離で決まります。なおショートカットで得られる距離は、直感より小さいことが多くあります。

ドッグレッグとブラインドホールが難しいのは、技術の問題というより 目標が見えないまま番手と方向を決めなければならないからです。

ホール全長は判断材料にならない

スコアカードに「385ヤード」と書いてあっても、ドッグレッグではその数字はほぼ使えません。 必要なのは次の二つです。

数字なぜ要るか
角までの距離越えるとラフや林に入るなら、そこが実質の上限
角からグリーンまでの距離2打目が自分の得意な距離になるか

この二つが分かれば、ティーショットの番手は自動的に決まります。 ドライバーを持つかどうかは、飛ばしたいかではなく、角までの距離で決まるということです。

角に届かせすぎて曲がり切れないのは、飛ばしすぎたミスではなく、番手選びのミスです。

ショートカットで得られる距離は小さい

内側を鋭角に狙えば距離は縮みます。ただし縮む量は直感より小さいことが多くあります。

理由は単純な幾何です。ドッグレッグの角度が緩いほど、内側を通っても直線距離は大して変わりません。 一方で内側は林・バンカー・池が配置されているのが普通です。 コース設計者は、内側を通れば得をする場所に、必ず代償を置いています。

判断の仕方はこうなります。

  • 得られる距離が10〜15ヤード程度 → 割に合わないことが多い
  • 得られる距離が30ヤード以上、かつ失敗しても打てる → 検討に値する

「曲がり角の内側を狙う」という判断は、得られるヤード数を先に知ってからするべきものです。

目印は方向しか示さない、しかも正確とは限らない

ブラインドホールには、方向を示すポールや目立つ木があります。ただしこれらには二つの限界があります。

  1. 距離の情報がない —— ポールが指す方向に打っても、どこまで打つべきかは分からない
  2. 必ずしも最適なラインではない —— 多くの場合フェアウェイの中央付近を示すだけで、 その日のピン位置や自分の球筋に対する最適線ではない

特に、右に曲がる球を持つ人が右のドッグレッグでポール方向に打つと、 曲がりぶんだけ角を越えてしまうということが起こります。 目印は方向の目安として使い、距離は別に数字で持つのが安全です。

数字が要る場面ほど、目視が効かない

ここが本質です。ドッグレッグやブラインドでは、狙いたい地点が見えていません。 見えていない地点までの距離は、原理的にレーザー距離計では測れません。 一方GPSは、見えるかどうかに関係なく位置関係を出せます。 この使い分けは GPS距離計とレーザー距離計の違い に整理しています。

角の手前で刻む判断そのものは レイアップの距離の決め方、 そこで使う自分の番手の距離は 自分の飛距離の知り方 を参照してください。

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